■ ID | 756 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Reconstruction of paleoshorelines during past interglacials in northern Kanto plain, Japan |
■ 著者 | 松島紘子
H. Matsushima
東京大学大学院 須貝俊彦 T. Sugai 東京大学大学院 水野清秀 K. Mizuno (独)産業技術総合研究所 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 7th International Conference on Geomorphology, 10 July, 2009 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では、中期更新世以降の海岸線を復元するため、埼玉県鴻巣市(旧吹上町)及び行田市において掘削したオールコアボーリングを解析し、海洋酸素同位体ステージ(MIS)に基づいた層序を考察した。さらに周辺のボーリング資料から地質断面図を多数作成し、海成および陸成堆積物の分布を明らかにした。まずボーリングコア資料における海成層の分布から、中期更新世以降の各間氷期の最大海進時の海岸線を復元した。MIS11およびMIS9では、過去40万年間で最も海域が広範囲に広がっていた。一方、MIS7ではMIS11やMIS9より海域は広がらず、またMIS5ではMIS11やMIS9より海域は広がらなかったがMIS7よりは広がっていた。MIS1では過去40万年間で最も海域の広がりが小さく、当時の海岸線は最終氷期に形成された開析谷に沿っている。これは、グローバルな海水準変動に加え、地殻変動や河川活動の影響を受けたものと考えられた。 |
■ キーワード | 古環境、海洋酸素同位体ステージ、海水準変動、ボーリングコア、地質断面図 |
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